首相、大統領、王様・・・
世界各国のトップはどのような車に乗っているのでしょうか?
23カ国について紹介します。
日米トップの車
日本
レクサス/LS600h。日本の総理大臣、首相専用車としては1967年以来トヨタ・センチュリーが使われていましたが、2008年6月にレクサスのこのセダンに変わりました。
後部座席の広さ、静音性などにおいて優れていおり、有名芸能人の愛車としても知られています。
ちなみに天皇陛下の御料車(ごりょうしゃ)としては、トヨタ・センチュリーロイヤルが使用されています。
2006年に初めてトヨタ車が導入されましたが、それまでは長い間、日産・プリンスロイヤルが御料車として使われていました。
※余談ですが、天皇陛下は意外とスピード狂かもしれません。↓
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アメリカ
キャデラック/プレジデンシャル リムジン。通称ビーストと呼ばれる大統領専用車。導入直後は秘密裏にされていましたが、徐々にスペックなどが明らかになっています。
もっとも大きな特徴は、その安全性。暗殺などの脅威から守るために、12cmの厚みの窓ガラスが特殊防弾性能を持っているのは当然、なによりもドアの厚みがものすごいです。
20cm以上もドアの厚みがあり、ロケット弾を撃たれたとしても壊れない設計になっています。
その他にも
- パンク後でも走行可能なランフラットタイヤ
- 化学兵器を防ぐために完全密閉式
- 酸素ボンベ
- 大統領と同じ血液型の血液
- 総重量8トン、燃費2.8km/L
- 価格150万ドル(日本円で約1億6000万円)
という興味深い特徴があります。
世界各国の車
ドイツ
メルセデス・マイバッハ/S600ガード。民間向け車両としては世界最高レベルの防弾保護レベルを実現しており、アサルトライフルなどを襲撃を受けてても銃弾が車内に入ってくることはありません。約5,800万円と言われています。
フランス
シトロエン/DS5。何台かあるうちの1台がこれであるとされていますが、意外と大衆車寄りの車に乗っているのかもしれません。
イギリス
ベントレー/ステートリムジン。ベントレーがイギリス王室のためにだけに開発した車で、たった2台しか製造されていないほどに貴重です。装甲が施されており、耐地雷構造や防弾ガラスを備え、車内は化学兵器対策のため完全密室です。
スペイン
アウディ/A6s。一般販売されているアウディの中でもさらいに高級セダンです。
オランダ
ボルボ/S80。世界一安全と賞賛されるボルボカーのセダン。強靭なボディフレームが特徴的で、その強さはベンツと並び世界トップクラスです。
スウェーデン
ボルボ/S80。スウェーデンに本社を置くボルボですので、スウェーデン本国でもボルボが採用されているのでしょう。
デンマーク
ロールスロイス/1958年式シルバーレイス。現在でもこの車であるかは真偽は不明ですが、2014年時点ではこの1958年式が採用されていたようです。
ベルギー
メルセデス・ベンツ/S600。現行ラインナップされているベンツとしては最上級グレードであるSクラスの大型セダン。その中でも特に後部座席は広いロングモデルかもしれません。
ルクセンブルク
デイムラー/DS420。王室・貴族をはじめとする上流階級向けに開発された車です。メルセデス・ベンツの親会社ダイムラーとは関係なく、かつてイギリスに存在していた高級車メーカーがデイムラーです。その後ジャガーに買収されています。
バチカン
パパモビル。ローマ教皇が民衆パレードなどに参加する際の特別改造車。これまでに製造を請け負ったのはフォード、ベンツ、プジョー、フィアット、ジープ、シボレーなど。
オマーン
メルセデス・ベンツ/Sクラス。一般販売されているSクラスのセダンです。
クウェート
BMW/7シリーズ。現行ラインナップの中で最高グレードにあたる7シリーズの大型セダン。価格は1,000万円以上。
モナコ
レクサス/LS600hL。日本の総理大臣専用車と同じく、レクサスのLSセダンが採用されています。
モロッコ
メルセデス・ベンツ/S600。ベルギー採用車と同じく、ロングモデルかもしれません。
マレーシア
ベントレー/コンチネンタル。イギリスの高級車メーカーであるベントレーが作る中でも特に高級車に位置するコンチネンタルシリーズ。
タイ
マイバッハ/62。2002年に発売されたロングホイールモデルで約5,000万円。「62」といった数字2桁のシンプルな名称の理由は、想定顧客である富裕層になじみのあるヨットによく付けられる名前に似せているとか。
ブータン
トヨタ/ランドクルーザー100。イケメン王子と美人王女、幸福度ランキング世界一のこの国に採用されているのは、まさかのトヨタ・ランクル。ものすごく親近感が湧いてしまいます。って言っても安くはないのですが。500万円ほど。
ブルネイ
ロールスロイス/ファントムVI。イギリスの超高級車メーカーであるロールスロイスの代表車。世界中どこで故障トラブルになってもロールスロイスが駆けつけてくれるみたいです。たとえ砂漠のど真ん中だとしてもヘリを出すという噂も。
トンガ
オースチン/FX4。ロンドンタクシーとして有名であり、車いすのままでも乗れるほどの車高があります。高級ブランドではなく、一般向け車両です。
ロシア
ジル/4112R。ロシアの高級車メーカー「ZIL」であり、価格帯もロールスロイスやマイバッハと同程度(3,000~5,000万円前後)にもかかわらず、知名度が低いのが現状。年に十数台しか製造されないとか。
中国
紅旗(ホンチー)/L5。中国の車メーカー第一汽車の高級車ブランドであり、国家の指導者専用車です。しばしばトヨタ・クラウンをベースに開発してるとされています。
まとめ
当然のことながら各国による違いはあるのですが、メルセデス・ベンツ車の採用が多い傾向が見られました。
それだけ安全性に絶大なる信頼があるのでしょう。
他の国についても調査でき次第、追加します。
※興味深い内容を以下記事でもまとめています。
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